みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

19万人分の横浜市小学生の教科書無記名投票で決定

2010年8月4日

8月3日、横浜市教育委員会の小学校教科書採択の傍聴に参加しました。

朝9時50分までに関内大通公園にある市教育文化センターで受付。その後宝くじ抽選会のような抽選があり,見事!みわ智恵美「当たり」でした。

抽選会に参加したのは90名。教育委員会会議室での傍聴が許されたのは20名。私はそのうちの一人に。

368万都市横浜で,教育委員会傍聴が認められるのがわずか20人とは。抽選にはずれた皆さんは、抽選会場で「音」だけの傍聴が許されました。

会議室が狭いのならば、是非ともリアルタイム放映で、視聴傍聴が出来るようにしてほしいですね。

さて、当選した20人は、ぞろぞろと歩いて教育委員会会議室まで移動し,傍聴。10時過ぎに始まった委員会が終了したのは12時3分。あくまでも私の時計ですが、約2時間の委員会は,審議といえるものは無く,教育委員の意見発表の場でした。

意見発表の後、横浜市の小学生19万人の使用する教科書を、たった6人の教育委員が無記名投票で,一枚の紙に、国語は何社のが良いと次々に、数分で記入して選ぶというやり方でした。

意見発表は、一人ひとりの教育委員がすでに教科ごとに自分が良いと思う教科書会社を教科ごとに選んでいて,その教科書の雰囲気を語るという感じでした。

国語はA社がこういう点で横浜の子どもたちに学ばせたいものである、いや、私はこの点でB社がという事を議論し、では一致しなければ挙手で決めましょうなどとすれば、なぜその教科書が良いとされて選ばれたのかが市民に分かるわけですが、そのような議論も審議も一切無しでした。

これでは、非公開と同じではないでしょうか。

横浜市の子どもたちの教科書は、前回までは、18行政区ごとの学校、児童・生徒、地域等の特性を考慮して採択されていたはずですが、今回から地域の特性や子どもの状況もひとくくりにされて、全国一のマンモス採択地区に一本化されたのです。

皆さんは,このような教科書の採択で良いと考えられますか?

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