みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

2月10日 横浜市教委の放射線「リーフレット」・文科省の「副読本」問題で記者会見

2012年2月11日

2月10日(金)14時30分~15時40分、横浜市記者クラブで記者会見に出席しました。朝刊に記事を書いてくださった朝日新聞、時事通信、しんぶん赤旗、神奈川新聞、共同通信、読売新聞、東京新聞の7社。そのあと、サンケイからも電話取材があったとのことでした。
この日,一緒に記者会見をすることになったのは、このメーリングで1月11日教育委員会とこの問題で懇談をするということをお知らせしたことから、それぞれ各団体が署名などに取り組んでいることが分かりました。
そこで、横浜教職員の会が記者会見を申し入れしたことから、その日に一緒に記者会見に臨みたいということになり、実現しました。
13時30分から横浜市教育委員会総務課に行き、下記の要請署名などを提出受理されました。
☆横浜教職員の会 「放射能『リーフ』『副読本』を使用した授業をやめ、各学校の実態、関心に合わせた授業を求める要望」署名(第1次分)662筆。
☆新日本婦人の会県本部 「子どもたちに放射線「リーフ」「副読本」を使用した授業の指示をやめることを求める要望」署名(第1次分)473筆。
☆放射能から子どもを守る@横浜 「政府の暫定規制値について、正しく教えることを求める陳情」署名(第1次分と第2次分合わせて)234筆。
☆エンジェルプロジェクト「放射線の授業からイジメに発展することのないように求める陳情」署名(第1次分と第2次分合わせて) 196筆。この陳情については、市教育委員会議での口頭での陳述希望を出しました。
☆港南区教育を語る会「安全神話をもとに作られた、文部科学省発行の『放射線等に関する副読本』もこれを要約したリーフレットの使用もやめ、放射線の正確な知識を深める学習を求める要望」に賛同する方々の要望書を(第1次分と第2次分合わせて)19人分。他に賛同する方が、FAXなどで市教委に直接提出している人もいる。
☆横浜の子どもたちを放射能から守る会「小・中学校放射線教育で使用するリーフレットの改訂及び教育内容の再検討を求める要望書」
記者会見の内容(概要です)ー教職員の会にお力を貸していただきましたー
参加者は放射能から子どもを守る@横浜・ エンジェルプロジェクト(1人)横浜の子どもたちを放射能から守る会(1人)、新日本婦人の会(2人)、横浜教職員の会(2人)、港南区教育を語る会(2人)の8人。
まず最初に、1月11日の教育委員会との懇談について(教職員の会)、 今日一緒に記者会見をするに至った経過(私から)など話しました。
ー参加者の発言を紹介しますー
きちんと危険性を自分で分かっている子が 、「安全」なのになんで,マスクしてるの?給食食べないの?という状況になってくる。本来は配慮されるべき子どもたちなのに「放射能恐怖症」のレッテルを貼られる。実際「先生は平気だぞ!」と声高に言う教師がいることが保護者から報告されている。低学年の子どもは自分では言えないので辛くなっている。親も「あそこのうちはね」と周囲から見られ、言われる。すでに横浜でも、こんなリーフで勉強させるような事態では市教委の教育には耐えきれないと、私学へ転校したり、他県へ引っ越す家庭も出ている。担任の行なった放射線教育によって、マスクをついにはずした子がいる。現場の教師はこのリーフどおり教えて、数年後に影響が明らかになった時に、間違っていましたで済むのか。戦前の教育と同じ過ちではないか。リスクをきちんと教えてほしい。
中学理科の教師だったが、リーフで許せないのは放射能は心配する必要はない、ということが基本に貫かれていることである。
旭区のある小学校では、このリーフだけでなく、(立命館大学の)安斎さんの本を引用した資料を配布したら、何故他の資料を使ったのだ校長から注意を受けた。
ー記者からー
・?法的手段には訴えないのか
☆ 文科省副読本に対しては作成委託した財団への訴訟を起こすことを考えている人もいるようだ。横浜市教委に対しては、わたしたちは考えていない。文科省や市教委がこういう教材を作っても、現場が相手にしない状況になればと思う。
☆ 国レベルの問題なので,国会でも取り上げて、癒着の構造の中から生まれているので,追求してほしい。
・?授業時間のいつやるのか
☆ 道徳、学活中心。理科の授業で行った中学校もあると聞いている。
・?副教材は検定がないのか
☆ ない。心のノートと同じである。教科書では「原子力発電の『安全神話』は根底から覆された」(東京書籍「高校現代社会」)のように、加筆されたものが検定を通っている。再稼働に執念をもつ原発利益共同体が副読本は検定がないことにつけ込んでいる作戦ではないか。
参加のみなさんお疲れさまでした。
2月11日(土)の各新聞に載ることを祈ってます。

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