みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

大阪カジノIR視察その1

2019年12月24日

大阪府・市で進めているカジノIRについて調査を行うため視察にいった。

大阪府咲洲庁舎に向かうタクシーの運転手さんに、IRの勉強に横浜から来たというと「あんなもん博打でしょ、何でギャンブル場なんか持ってくるんやろ」と、お怒りと半分はあきれている様子だった。

市民はどこでも反対なんだなと、改めて確信となった。

咲洲地区にあるコスモタワーに、大阪府IR推進局がある。

高層ビルの50階にある会議室で説明を受けた。

RFC(コンセプト募集)は、すでに今年(2019年)4月より開始して、実施方針案を出し、今日から事業者公募(RFPを始めたということだった。

横浜市は現在RFCの真っ只中。7社が手を上げているが社名は明かされていない。

大阪は、MGMとオリックスの共同会社他3社の名前を公表されている。なぜ横浜はそこまで秘密主義なのか、不明。

IRカジノを誘致する場所は、万博会場となっている夢洲。位置は万博と隣り合っている埋め立てが終わった場所。

万博が2025年と言われているが、万博の国際組織からは、いっしょにしないでくれと言われている。スケジュール感で見ると、一緒になりそうに思える。どうするんだろう。

来年の6月に事業予定者の選定を行い、事業者と区域整備計画を作成し公聴会を実施するとのこと。

その後に府議会・市会の同意を、11月~12月を受けたいとの予定となっている。

スケジュール感では横浜が半年遅れの感じだが、それでも横浜は山下埠頭の決着がついていない中でかなり無理をしている感じがする。

しかし、ゴミの埋め立て地である夢洲では、何もないけれど、まだまだ地盤沈下の問題が残されている。そして、IRのよう多くの客が来る場所が、台風や地震そして高潮に対して脆弱な土地柄であるのは大問題ではないか。

交通インフラや基盤整備にあまりにも巨額の税金を投入することとなっており、かなり長い間カジノIR誘致に手を上げてきた大阪が、現実はあまりに厳しい状況であるのに驚いた。

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