みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

短時間の大雨で、下永谷で床上浸水―20年ぶりの大雨で―とられていた対策は生かされたのか

2019年9月14日

9月3日の集中豪雨での被害の実態を調査に下永谷に伺ったのは、9月8日。

この日夜に襲来が予測されている台風の大雨に備えて、土木事務所が水害被害にあったお宅を中心に、土嚢の配布を行っていた。

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赤い矢印のところまで、9月3日の豪雨では水が入ったことが分かる。

青い矢印が、雨水管に道路上に溢れた雨水を送り込むマス。

このお宅の真ん前にマスがあり、道路からかなり傾斜をつけて建てられているが、

緑色の矢印のシャッターのところから、雨水はどんどん入っていったということだ。

台風に備えて、土嚢を並べられていた。

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雨水を取り込んでいくために設置されているマス。

このマスは、下永谷と隣接した戸塚区側にある国道一号線から流れ込んでくる雨水を、受け止めるものと思われるが、草が生えていて、大雨の時に雨水をきちんと取り込めたのか。

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芹谷川からオーバーフロー(溢水)して、流れ込んできた雨水と、国道一号線側から流れ込んできた雨水で、道路が冠水。

床上浸水となった。

地域の方が、冠水時に撮影したものを提供してくださった。

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調査に行った当日の芹谷川。

川底につくられた細い水を流れていくのが、通常である。

この川が溢れた。

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道路が冠水したときに、雨水管からの水を川下に、送り出すポンプ。

ポンプが過去の遺物のように、さび付いて川の上にかけられた橋の上に置かれている姿にまず驚いた。

左側の黒い管から道路上に溢れた水が吸い出されて、下流域に排出される仕組みだ。

メンテナンスはどうなっていたのか。

20年前の大雨でも同様の事態が発生したために、付けられたポンプであるが、3日当日は動かされていなかった。

いっきに降った雨で、いきなり川が溢れ道路が冠水してしまったので、動かしても間に合わなかったか、動かさなかったことで、被害が拡大したのか、目下調査中。

8日夜の台風に備えて、充電したり動かす準備をされていたが、猛烈な強風の中で、この場所に土木事務所職員が待機していて、溢れたらスイッチを入れるなどという、命がけのことをしていいのだろうか。

ITの時代だ。技術の進歩が、人類に役立ち、生命や財産を守るために働くべきだ。

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冠水して、自動販売機が壊れていた。

床上浸水は、大きな経済的ダメージを各ご家庭や事業所に与えていた。

まずは、罹災証明を取得していただくことだが、消防署所へ被災者が取りにいかなければならないというのは、どうにもやりきれない思いがした。

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