みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

やっぱり横浜にカジノはいらないーカジノシンポ③

2014年11月25日

吉田弁護士による、カジノの弊害を聞いているうちに、何故こんな国民に不利益や病気までもたらす物をつくろうとしているのか不思議でならなくなりました。だれがなんのために、賭博場を持ってこようとしているのか。

「IR型カジノは、経済成長と観光の決め手とならない!不幸をまき散らすビジネスだ!」

1416697907850と題して静岡大学人文社会科学部教授の鳥畑与一先生が講演をされました。

今年4月からにわかにこのカジノ問題に取り組んだという鳥畑教授ですが、カジノ先進国アメリカ現地にも行かれ、カジノがある自治体にも調査をされています。

〜米国のカジノ依存型の成長モデルの破綻は何を意味するのか?〜

この観点から問題に迫られました。

約220名のカジノ議連が提案したカジノ法案が今回は、廃案に。「東京五輪に間に合わせようという安直な発送で、依存症の人や犯罪の増加など、カジノの『負の側面』に正面から向き合おうとしないのは、極めて問題である」と産経新聞が報道。

2014-11-23 08.13.40一部メディアがネガティブキャンペーンをおこなって、国民の6割がカジノ合法化に反対になったとの報道もしている。

IR型カジノについて、鳥畑教授は徹底的に現場に入って調査をされ、現地自治体が明らかにしている数値も示し、カジノ依存の街づくりの破綻など実例を示してはなされました。

アトランティックシティ・カジノタウンの崩壊

カジノができてこれまで街中で営業していたレストランが200軒つぶれた、コミュニティーがあったのに街そのものがつぶされてしまった、カジノにしか頼れない街に変えられてしまったとの声を紹介されました。

カジノの収益はギャンブルの「勝ち金」であるという事。顧客の「負け金」である。お客が必ず負ける仕組みである事。

自治体にとっても、投資額・維持費がかさばるIR型カジノは、新たなお荷物になるというお話は本当に衝撃的でした。

横浜にカジノができるとどうなるのか?

投資を回収するためには、毎年1兆円前後の収益規模が必要。それは、1人の負け金額が10万円なら毎年1000万人必要、100万円の負け金なら100万人必要であるという事。

人の不幸で儲けは許されない!

カジノに地域社会の未来を託せるのか?としてまとめられたが、ここが肝心のところだと思いました。

つづく

 

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