みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
まあ、聞いてください

沖縄の苦しみー映画「ひまわり」

2013年10月28日

今日は,映画「ひまわり」を観ました。

上映会は南区の吉野町プラザでありました。

ソフィア・ローレンのひまわりではありません。沖縄の宮森小学校に米軍の戦闘機が墜落、炎上しながら,住宅街を押しつぶし突っ込んでいき、学童11名、住民6名の尊い命が奪われ,重軽傷者210名という大惨事を背景にした映画です。

アジア太平洋戦争において日本で唯一地上戦となった沖縄。住民の4人に1人はこの戦争で命を落としました。その戦火を生きぬいた人々が,戦後懸命に生きていく中で、「命こそ宝」ぬちどうたからの思いをさらに強くしていったと思います。

そして、子どもは未来と住民みんなが子どもたちの命を慈しみ慈しみ見守り育てていた1959年6月30日。米軍のジェット戦闘機が故障し(整備不良だった事が明らかになっている)墜落するという中で、搭載していた4個の爆弾は海に落とし、パイロットはパラシュートで脱出し、戦闘機は煙を吐きながら地上へと墜落していったのです。

戦闘機の操縦桿をもう少しの間パイロットが握っていれば,小学校には落ちないでとなりの広い畑に落ちたはずと,父母住民の怒り、悲しみは、53年間消える事無く胸の中にありました。

そして、2004年、沖縄国際大学にヘリコプターが墜落炎上という重大事故が。

基地がある限り,沖縄のこの苦しみと恐怖は消える事はありません。

私の心を揺さぶる長塚京三さん、さわやかな主役の青年を演じたのは「ALWAYS三丁目の夕日」の少年須賀健太さん、「あまちゃん」でお馴染みの能年玲奈さんが父親が基地で働いている複雑な思いを抱いている憂いある大学生を演じていました。

良かったです。映画の中で事件の理不尽さへの怒りはストレートに表現されていましたが、だけれど、沖縄のおばあ達の演技には心がやさしくなって、本当に命を大切にしようねという強いメッセージが伝わりました。

暴力に暴力ではなく。

沖縄は忘れないあの日の空を。

下のホームページが「ひまわり」情報です。

http://www.eigacenter-zenkoku.net/映画-ひまわり-沖縄は忘れないあの日の空を-情報/

 

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