みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

大岡川の放射線量再測定を実施し、 大岡川・笹下川清掃作業へ子どもたちを参加させないように配慮するよう求める申し入れ

2012年4月27日

大岡川の放射線量再測定を実施し、

大岡川・笹下川清掃作業へ子どもたちを参加させないように配慮するよう求める申し入れ

                             2012年4月26日

横浜市長 林 文子 様

港南区長 大貫 一幸 様

日本共産港南区委員会委員長 みわ智恵美

045-844-3635

045-841-8975

 新年度を迎え、益々、市民の暮らしの向上にと努めておられることに、心より敬意を申し上げます。さて東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の放出によって、港南区内でもホットスポットが見つかり、また食物汚染が明らかとなる地域がでています。子どもたちや妊婦、市民の内部被ばくを防ぎ、市民の放射能汚染について不安の声に応える対応に努めておられるところと思います。

 さて、例年、日下地域、笹下地域、上大岡地域、大久保地域では子ども会などを中心に笹下川、大岡川の清掃・クリーンアップが行なわれてきました。私たちは、港南区内の遊び場などの放射線量測定を実施する中で、大岡川の河川敷の放射線量が高いことを確認し、港南区に対応を申し入れ、合わせて横浜市、神奈川県にも連絡しました。港南区として市民の声に応え、県に働きかけていただきましたが、結果として私たちが知るところでは、神奈川県が大岡川の放射線量測定を実施しないということでそのまま放置されてきました。

 私たちが11月に測定した後,何度も雨が降りましたが、雨が降った翌日の4月25日、大岡川河川敷の測定を行いました。測定器は東京都が貸出機器として採用しているシンチレーション式サーベイメータ(小型)DoseRAE2 PRM-1200です。

 地上1mで最大値は大岡川で0.31μSv/h,1cmでは0.58μSv/h、笹下川では地上1mで最大値は0.32μSv/h,1cmでは0.44μSv/hで、依然高い値です。昨年の3月11日以降は、私たちがくらす港南区も放射能問題を考えざるを得ないのが現実です。

 改めて、行政の責任として再測定を行なってください。その数値を清掃作業を行う予定の地域や学校には必ず知らせ、数値を知った上での対応ができるようにしてください。そしてもし、大岡川の清掃が例年通り行なわれるようでしたら、子どもたちを参加させないように、港南区として取りはからっていただきたいのです。子どもたちをわざわざ、放射線量の高い場所で作業させることは、不必要な内部被ばくをさせることになります。どうぞ、よろしく願いします。

 昨年の7月29日の私たちからの「市民の不安を解消するための申しいれ」については、器具の貸し出しが実施されるなど、確実に前進に向けて取り組んでいただいていることに心より感謝申し上げます。

                                       以上

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