みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

ジム&スパ上大岡「アプレ」って知っていますか?

2011年12月20日

左の写真は、アプレの受付前で、あらき由美子市会議員とみわ智恵美。

先日12月16日に開かれた横浜市議会本会議で、横浜市福祉保健研修交流センター条例の一部改正が議員の賛成多数で、通ってしまいました。
今回の一部改正で、上大岡にある福祉保健研修交流センター内に設置されている宿泊施設と体育室およびフィットネスルーム、スポーツジムなどが廃止されることになったのです。

この条例改正で廃止されるスポーツ施設「アプレ」は、宿泊施設などとは全く違う、市民に取って重要な存在価値のある施設なのです。

横浜市は、アプレも宿泊施設も一緒くたにして、利用者数の大幅な減少、福祉保健従事者の利用ニーズが低い、収支不足が生じている、民間事業者が市内各所で開業しており、上大岡周辺でも利用できる環境にあるとして、廃止するというのです。廃止についても利用者には寝耳に水ということです。喜ばれている施設ですから、利用者の方々と一緒になってに会員を増やすこともできたはずです。その努力もせずに廃止するのはとんでもないことです。

私はアプレ利用者から、その存在価値について知ってほしいとの要望をうかがい、まずは良く知るためにとこのスポーツ施設でスパと歩行専用プールを体験しました。
身長の低い方から、ここの歩行専用プールは通常のプールと違い、水の高さが腰位になっているので安心して利用できること、また、年配の方からは、整形外科などからリハビリにはこの施設がよいと紹介された、友人がここに通うようになって体調がよくなったと聞いて利用するようになった、プールではなくお風呂のように暖かいので高齢者も安心して利用できる、水着で入るので手術の跡等気にすることなく利用できる等のたくさんの声を、一緒にスパに入りながらうかがいました。

この施設が、設置目的の一つである福祉保健の交流や情報提供の場となっていることを実感しました。

この施設を廃止することに賛成された議員の方々は、体験してから判断するべきだったでしょう。市民がその存在価値を認め、自らが毎月8千円もの会費を納めて利用しているのです。福祉保健研修センターとしての役割を終了するとしても、市民の健康づくり、介護予防にはぴったりの施設です。公立施設ならではの配慮がしてあり、利用者のみなさんが存続を強く希望されています。新たな役割を位置づけて存続させるべきです。

「第5期 横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の素案」の基本的な方向性として「元気なうちから健康づくり、介護予防に取り組めるよう支援します」そのものの施設ではないでしょうか。

今は港南区にしかありませんが、18行政区全てに欲しい施設だと思います。

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