みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

石巻7ー東日本大震災現地でお届け隊

2011年6月3日

午後は、旧北上川沿いの地域へ入りました。

一見、被災の状況が見えませんが、川を津波がさかのぼり、マンションも含めて一階部分が浸水した家がほとんどです。

「有り難いです。車が水でダメになって買い物に行けないんで、助かります」と言われますが、こちらがみなさんの頑張りに元気をもらっています。

石巻ではほとんどバスも見ませんでした。移動の足は車だと聞きました。その車が津波にやられて、動けない状況は本当に厳しいと思います。

50セットつくって持ってきていましたが、お米も野菜セットも、2リットル入りの水のボトルもちょうど,来られたみなさんに手渡すことができました。

ハンドマイクで「Tシャツもあります」とまわって言っていると「Tシャツがあるの?行くわ」ととても喜ばれました。帰り道、「6月から診療を再開します」という張り紙がしてある、医院を発見しました。

泌尿器科となっていましたので、高齢者のみなさん待ち望んでいらっしゃるでしょうね。

住みなれた地域のお医者様が診療再開は嬉しいニュースです。

また、店頭に大漁旗を掲げているお店がありました。

営業を再開されているようでした。

少しずつという個人の力での生活再建への胎動が感じられますが、まだまだ街そのものが、自立して活気を取り戻すにはまだまだです。

私たちは、活動地域は石巻でしたが、寝泊まりは、北へ車で1時間の登米市でした。

帰り道石巻赤十字病院の前を通りました。

ここで、多くの命が守られ、今も命を守る闘いが続いているんだと感慨を強く持ちました。市立病院が被災し、街の診療所が壊され、医療の危機も迫っているのではないでしょうか。国に支援が早急に必要です。

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