みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

中区打越地域でのがけ崩れイエローゾーンでー今後の対策・避難者への対応などを

2022年5月2日

(5月6日(金)に再調査し、明らかになった部分は訂正しました)

 5月1日(日)0時40分頃に横浜市中区打越で土砂崩れが起きた。中区役所は、午前2時20分。警戒レベル4にあたる避難指示を付近に住まわれている8世帯19人に出した。

けが人はなかったということで、少し安心した。

中区役所は総務課長さんが、未明から区として緊急の体制を敷いているということで、お疲れのところ状況を話してくださった。ありがとうございます。

崖崩れの上に家がある
この階段の上のお宅の下の崖が、崩れている

土砂流出は高さ10m幅10m奥行3mということ。

私は、当日の午前9時過ぎに現場に到着した。県議の大山さん(港北区)と上野さん(神奈川区)と共に、打越町内会館付近に行くと、住宅前には規制線が張られていたが前の道路は通行できた。

避難されていて、一時荷物を取りに帰られた住民の方は、大変不安そうだった。今後の見通しが分からないことが一番の心配だと思う。

石組みが崩壊している

中区役所職員、消防団、水道局、県総面積の約2割、県の総人口の約4割を占める『横浜市(全域)』の「河川(県管理)」、「急傾斜地(がけ地)」、「県立都市公園・緑地等」を所管する横浜川崎治水事務所からも2名が来られた。中土木事務所職員は既に、事務所に帰っていて会えなかった。

相当の量の石と土砂が落ちてきて、下のお宅の水道管が破裂し水漏れとなったので、要請を受けて停水しているとの事。

古い石組が多く見られる

翌月曜日、建築局建築防災課に連絡。石組みが崩壊しているところについて手が出せない状況との説明。

地域は、土砂災害警戒区域イエローゾーンの中の特別警戒区域レッドゾーンが入っている。

横浜市土砂災害ハザードマップより
土砂災害ハザードマップより

市建築局建築防災課としては、中長期的な検討が必要と考えているとのこと。

補助メニューは市が行うものとなるというが、県としても対策への支援を行ってほしいと思う。

中区副区長さんに話を伺った。

現場から離れている別の町内会館を避難場所として住民に示しているが、2世帯お二人以外は、知人のところに身を寄せておられ、お子さんたちもそこから学校に行かれているようだと話された。

町内会館に避難されている方には、すぐ近所にある高齢者福祉施設に入っていただこうと考えているそうだ。

また、安全最優先で、地域に立ち入りができないように規制線を拡大したということだ。

8軒が避難指示で留守となっていることから、県警伊勢佐木署に、パトロール、巡回連絡(家庭訪問)などの業務がある「地域課」での対応なのかと思うが、警戒をしっかりしていただきたい旨を要望したところ、頻繁に巡回し立ち寄りも夜勤の方も含めてしているとの説明があり、ほっとした。

地域の方が、この辺りは明治期に宅地がつくられていると話してくださったが、そうなのか?

上の写真の石組みのアップ
打越町内会館の後ろの石組み
階段をはさんだ反対側

そう言われるとかなり古い。

苔が生えていたりしていい感じだなどとのんきなことを言っている場合では無い。

宅地造成規制法以前の古い宅地造成地への調査が急がれることを改めて実感した。

人も増やして、予算も付けてとこれまでも求めてきたが、さらに頑張らなければと思った。

リンクを貼り付けられなかったが、横浜市のホームページ横浜市 – 市役所トップページ(総合案内)で、「土砂災害ハザードマップ」と検索すれば、各区のハザードマップが見れる。

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