みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
議会で 駆けある記

給食は「命を育むもの」…宝塚市を視察

2019年1月23日

 

中学校で給食を試食

1月21日(月)、日本共産党横浜市議団は、市内全ての小中学校で、学校給食を実施している兵庫県宝塚市を視察しました。

伺ったのは、1961年に開校した宝梅(ほうばい)中学校です。

 

学校長と市教育委員会学校給食課の方々から説明を受け、出来立ての給食を試食しました。

まず、香りが食欲をそそります。

給食をとっている教室では、生徒が声を弾ませて会話をしながら食べていました。

港南区と同じ規模の宝塚市

宝塚市は、人口22万5,000人で、市立学校は、小学校24校(約1万2,500人)、中学校12校(5,500人)、特別支援学校1校(約20人)です。

ほぼ、私が住んでいる港南区と同じ規模です。

学校には、遺跡が移設されていましたが、発掘された古墳にあったものだそうですが、宝が入っている塚があったという、まさに宝塚の名前の由来の遺跡だとのことです。学校にあると、生徒さんにも身近に感じられるでしょうね。

 

自校調理方式で40年以上も
宝塚市の学校給食は、各学校の給食室で調理する自校調理方式です。
手作りを基本とし、子どもたちが食べる直前に仕上げ、「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」提供するよう努めています。

2011年からは、炊き立ての米飯を提供するため、各学校に炊飯設備を整備しています。

手作り部の生徒さんたちが作った学校からのニュースを入れる布ラックが学校の玄関にありました。

全て「直営方式」
給食事業は、民間委託せず、直営で運営しています。

職員は、正規51人、嘱託82人、臨時36人で毎日約2万食を提供しています。

過去に中学校給食を民間委託したこともありましたが、異物混入や
異臭等の問題が起こり、直営に戻しました。
給食が食育の材料となるよう工夫
県内市内の食材を多く取り入れた地産池消を進めています。

年に数回「地産地消給食デー」を企画。食文化を継承するために、日本の伝統的な食品、各地の郷土料理を取り入れています。

だしを取るのに化学調味料を使用していません。
給食は「命を育む」もの
宝塚市が、出来立てで美味しい自校調理方式実施にこだわる理由は、給食は「命を育む」ものという視点を貫いているからです。

子ども達の命を守り、育むという大人の責任を果すために安全でおいしい給食実施実施を推進しているとのことでした。

また、デリバリー弁当(配達方式)は、コストは低く抑えられるかもしれないが、美味しいとは言えず、食育としては不十分なのではないかとの指摘もありました。

この「愛」のタペストリーも手作り部作で、玄関に。

 

 

 

 

 

 

横浜でも全員が食べる中学校の実施を
横浜市は、神奈川県の中で、唯一中学校給食実施の検討すら行っていない自治体です。

今回の宝塚市の視察内容を十分に取り入れ、給食実施に向けての取り組みに全力を尽くします。

この写真は、宝梅中学校出身の宝塚歌劇団員の方が所属する宙組の皆さんのサイン!

こんにちは みわ 19.1.23-04

 

 

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