みわ智恵美

三輪 ちえみ
日本共産党横浜市会議員
駆けある記

困っていることは、何ですか?重症心身障害をもつ子どもがいる家庭に寄り添ってー横浜市多機能型拠点ー郷(さと)を訪問

2016年9月29日

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横浜市多機能拠点郷(さと)。

「多機能」まさに、多くの機能を持つ場所である。
北綱島特別支援学校の保護者の方から、
「新しい住居で、主治医の子ども医療センター以外で、重症心身の障害を持つ我が子を診療してくれる近所の診療所を探すのは大変」と伺った。

その願いに応えてできたのが、診療所がある多機能型拠点だと言えるのではないか。
その思いをもって、栄区桂台にある「郷(さと)」に伺った。
生活介護事業所「朋(とも)」の近くにある。

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お部屋の中、本日の利用者さんは、高校3年生、小学2年生、年中さんが2人だった。

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4時過ぎると、次々とお母さんがお迎えに。うれしそう。やっぱり、ママは偉大。天井が高く、開放的。

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テラスデッキも広くとってあって、外の風や日差しを感じることができる。

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診療所がある。 医師が常駐していて、往診に出かけたり、予防接種に応じたり。

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もちろん、風邪を引いたなどの診療も受け付けている。 ただ、医師は1人なので、電話で何時に診療ができるのか確認は必要。 でも、本当に安心がここにある。

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ショートステイ、お泊まりも4部屋ある。

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お風呂もある。 家庭的雰囲気を味わうために、リビングをつくり、流し台なども付けた。

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シャンデリアもあるが、点滴のスタンドは欠かせない。 しかし、夜勤のできる看護師の確保はなかなか難しいとのこと。 何処も悩みは同じだ。

今年から、市の補助金が減額されたので、収入を得る事業をしっかりと実施しなければ、多機能の事業をやり続けることができない。

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看護師の確保などが厳しく、フル稼働が難しいので、赤字だとのこと。
今、このような多機能拠点は370万都市横浜で2か所。
来年の4月にはもう一か所増えるが、市の計画の再来年の4月までに4か所は、できないということだ。
土地の確保が一番難しいそうだが、受けとめてくれる事業所がそもそもあるのだろうか。

看護師の確保などがやはり厳しいいのではないだろうか。
ともあれ、様々な相談に応えること、受け止めることができる子どもたち保護者に待たれている拠点である。何としても市は頑張らなくてはならないことを実感した。

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